サッカーは1人でするスポーツではありません。
仲間と一緒に考え、協力することで得点(結果)を生むことができます。
1人で打開できる選手もいますが、それには限界があります。
1人でできないことも仲間がいればできることもあります。
仲間を活かし、自分自身も仲間に活かされることで
また新たな力を作り出すことができます。
仲間を活かすためにもパスをできるようにしないといけない。
パスが味方に正確に通らなければ
チャンスを作り出すことはできない。
味方の事を考え、味方の状況に合わせてパスを考えてあげること。
だた味方に出すのではなく、味方が次に何をしたいのか
味方に次に何をさせたいのか意図を持ったパスを送ることが大事です。
・シュートを打たせたいパスなのか
・サイド展開をしてほしいパスなのか
・ドリブルをしてほしいパスなのか
パスにメッセージを込めることが味方へのアシストに繋がります。
(引用:Fantasista11)
選手がボールを持ち運ぶより
ボールを走らせてチャンスを作る事が大事です。
バルセロナのパスサッカーのコンセプトには
ボールを動かしてボールをキープし続ければ永遠と自分たちの攻撃ができる。
ボールを動かしている中で
チャンスがあれば急にテンポを変えて
前線の選手にパスを供給してチャンスを作り出す。
高い技術と広い視野とチャンスを常に逃さない戦術眼で
決定的なチャンスを作り出すことができます。
高い技術とは正確に狙ったところに強く、速いパスを供給できること。
バルセロナの選手は難しいことはしていません。
パスの基本を体でしっかりと覚えているからこそ
試合の中でもほとんどミスをすることなく
正確なパスを狙ったところに出すことができます。
(引用:サッカーキング)
できない選手はパスの基本を理解できていないだけで
しっかりと理解できれば誰でも簡単にできます。
自分は高校3年生からパスの基本を今のサッカーの恩師に教え貰いました。
難しいことは教えてもらってません。
そして特別なことでもありません。
誰でも理解できる簡単なことです。
その簡単なことを知らないだけです。
一度理解して自分自身で練習していけば
誰でもすぐにできるようになります。
繰り返し練習していけば実践でも使えるようになります。
身体で覚えるようにまずはひたすら意識して練習していください。
・インサイドパスの基礎基本
(引用:サッカーキング)
・なぜインサイドパスなのか
まず初めになぜインサイドパスが大事なのかをお話しします。
色々なパスの出し方がある中で最初はインサイドパスをやる理由は・・・
正確に蹴ることができるから。
足のインサイドの面(足の内側の面)は
面自体が広く、ボールをきちんととらえることができる。
足のアウトサイドの面は(足の外側の面)は
面が狭いのでボールの芯をとらえづらい。
他の面もアウトサイドの面と同じで
面が狭いのでうまくいかない。
まずは足の広い面でボールをとらえる練習をしていく事で
確実にボールの中心(芯)をとらえることができます。
ボールの中心をインサイドの面の中心で当てることができれば
他の面でも同様に中心(芯)を捉えることができます。
まずは確実で正確なインサイドの面で
パスを出せるように練習してください。
・インサイドパスの基本とは
インサイドパスの基本のポイントは5つです。
・インサイドの面をしっかりと作る。
・ボールの中心(芯)をとらえる。
・体全体でボールを押し出す。
・軸足の膝を軽く曲げて蹴る。
・軸足のつま先の向きとインサイドの面を出したい方向に向ける。
この5つがポイントになります。
1つ1つ意識して練習していく事で
できるようになります。
・インサイドの面をしっかりと作る
ボールをまっすぐ転がせるためにも
インサイドの面をしっかりと作らないといけません。
インサイドの面でボールをとらえることができれば
ボールは綺麗な縦回転のボールになります。
ですが、インサイドの面がしっかりと作れていないと
ボールに横回転がかかていまうのでまっすぐボールが転がりません。
まっすぐ転がらないと相手にボールをとられやすくなったり
タッチラインを越えてしまい、チャンスを作れなくなります。
インサイドの面をしっかりと作るためには
インサイドの面を作る際にかかとを前につきだすようにすると
インサイドの面をきちんと作ることができます。
・ボールの中心(芯)をとらえる。
ボールの中心(芯)をとらえることができないと
まっすぐボールを転がすことができず、
綺麗な縦回転のボールを蹴ることができません。
ボールが曲がってしまったり
縦回転が欠けられていない方は
ボールの中心(芯)をとらえることができていないのが原因になります。
ボールの中心(芯)をインサイドの面で
きちんと蹴ることができればボールは
綺麗な縦回転のボールになり
まっすぐ転がっていきます。
・体全体でボールを押し出す。
正確で強くて、速いボールを蹴るためにも
体全体でボールを押し出すように蹴ってください。
足先でボールを蹴ってしまうと
ボールが浮いてしまったり、
余計な力が蹴り足に入ってしまうので
雑なパスになってしまい、狙ったところに転がりません。
体全体で蹴ることで
ボールが浮かないように体を被せるように蹴り、
前進する力をボールに伝えることができるので
ボールが浮くことなく、正確で強い、速いパスを蹴ることができます。
ボールに余計な力を伝えないためにも
体全体で蹴ることを体で覚えてください。
パス以外の時にも体全体でけることは必要になります。
だからこそ、体で覚えるようにしてください。
・軸足の膝を軽く曲げて蹴る。
軸足の膝を軽く曲げることで
ボールとの接地面を長くすることができるので
ボールに長く力を伝えることができる。
だからこそ強く、速いパスを蹴ることができる。
足先ではなく、体全体で蹴ることを覚えているからこそ
ボールの接地面を長くすることで
より正確で、強く、速いパスを蹴ることができます。
足先で蹴ってしまうと接地面が長くなっても
ボールを引っ張ってしまうだけなので
強く、速いパスを蹴ることはできますが
精度の低いパス、狙ったところに転がらないパスになります。
体全体でボールを押し出すように蹴り、
軸足の膝を曲げることで
ボールとの接地時間を長くすることで
正確で強く、速いパスを蹴ることができます。
・軸足のつま先の向きとインサイドの面を出したい方向に向ける。
精度の高いパスを出すのであれば
出したい方向に軸足のつま先とインサイドの面を
ボールが足から離れて味方に飛んでいくまで
絶対に向けるようにしてください。
相手をだますように蹴る選手がいますが
それでは精度は落ちます。
最後まで出したい味方の方向に向けることで
相手に仮に読まれていても質の高いボールを蹴れているので
相手は絶対に触ることができません。
味方に正確なパスを出す練習をしているからこそ
正確なボールを蹴られるようにして
質の高いボールで強く、速いボールを蹴るように
練習してください。
5つのポイントを1つ1つ細かく書いていきましたが
読んでみてわかると思いますが、
特に難しいことはしていません。
誰でもできることを
練習していく事で試合で使える技術を身につけることができます。
練習したことを試合で使えなければ意味がない。
自主練をするにしても
成果の出ることを日々トレーニングして
結果に繋げていく方が選手として大きく成長します。
今回はインサイドパスの出し方について
書いていきましたが、
まずは理解することから始めて
ある程度理解できたらひたすら練習をしていき
体で覚えていき、精度をどんどん上げていってください。
試合の中で正確で、強く、速いパスを味方に供給し
チャンスを作り出してください。